京都長尾ファームの想い
野菜はほぼ毎日、口にするものです。
美味しいものを作ることに加え、
安心して食べることが出来るものを作りたいという想いがあります。
究極的にはご自身で作った野菜をご自分で食べるのが一番の安心だと思います。
しかし、それは現代社会ではなかなか難しいことです。
京都長尾ファームではできるだけそれに近い形でお野菜を提供できればと思っています。
webサイトやSNSで野菜の生育状況をお伝えします。
安全・安心という観点から
農薬については、関心を持たれる方も多いかと思います。
農薬は、基本的には正しい使用法で使う限り安全性は確保されているという考えを持っています。
ただし、正しい使用方法で使うためには、正しい知識と不断の勉強が必要です。
大学の農学部で学位を取得した基礎知識と農政の現場で身に着けた知識・経験が最大限に生かせると考えています。
野菜づくりでは病害が発生すると収穫に大きく影響の出る時期があり、
特に生育初期にはどうしても農薬を使わざるを得ないときがあります。
ただし、むやみに農薬を利用することはせず、最低限必要な施用に努めます。
病気になった我が子を薬で治療するように、
弱っている野菜を手当てすることは大切だと考えます。
また、私には脱サラし農業を始めた2017年11月に娘が生まれました。
娘に「食べさせたいものかどうか」を自問自答しながら野菜を作っています。
もちろん、京都長尾ファームで取れた野菜は我が家の食卓を賑わしていますし、
娘も美味しそうに食べてくれています。
プロフィール
長尾 政則(ながお まさのり)
1978年、京都府亀岡市の農家に生まれる。
京都大学農学部を卒業、大学卒業まで地元で過ごす。
農学分野(作物学、育種学、植物生理学、植物病理学、植物遺伝学など)を幅広く学ぶとともに、
生態系保全と高生産かつ持続的農業生産システムを構築する「栽培システム学」を専門に研究。
農林水産省に入省し、農政に携わる。
転職し、銀行でファンドマネージャーとして年金の運用をする。
2016年11月から京都にUターンし、地元で農業を始める。
認定農業者。一児の父。
新規就農を決意してから始めた個人ブログ。
農業を始めるにあったっての経過など、
これから農業を始めたい方向けにまとめています。