【2024年2月】環境にやさしい?伝統的な農法を試しています

2024年になり、早くも一か月がたちますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎日寒いですが、陽ざしは春が近づいていると感じるほど少しずつ強くなっている気がします。

京都長尾ファームは、春・夏野菜の準備が始まっております。

今年は、試しに、古くから行われている伝統的な技術を導入しました。春・夏野菜の種を播いて苗を育てているのですが、今までは電気を使った保温シートで苗を育てていました。電気を使うと温度調整が楽なのですが、電気代も上がっているこのご時世、少しでも経営コストを下げたいと思っています。

そこで、今年は、”踏み込み温床”という伝統的な手法に取り組んでいます。主に天然資材による発酵熱を利用した育苗方法です。使う資材は、「稲わら」「米糠」「硫安(肥料)」で、田舎ではその辺で手に入るものがメインです。それらの発酵熱を利用することで、野菜苗の生育に適した温度調整をしています。今のところ上手くいきそうな気配です。

農業の分野では、令和4年に「みどりの食料システム法」という法制度ができ、環境との調和を目指す農業が取り組まれつつあります。持続可能な農業に注目が集まっています。私の場合は、そんな崇高な理念はなく、単に経費を減らしたいだけなのですが、こうして、伝統的な技術も取り入れて、結果として、環境にも優しい農業が出来たら良いかもと思っています。

 

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