【2022年10月】農業と自然災害

暑い夏もようやく終わり、ずいぶん秋らしい気候になりました。ぐっと涼しくなって、農作業が捗る季節になりました。
さて、先々週末は、台風14号が日本を縦断するという予想でして、相当神経を使いました。なにせ、ニュースでは過去例のないほどの「最強級」の台風という話でしたから、京都長尾ファームにも被害が出る可能性も覚悟しました。しかしながら、おかげさまで、施設や畑の野菜等にもほどんど影響がなく、ほっと胸をなで下ろしているところです。九州に上陸した後に勢力が衰えたようで、京都近くに来たときは風はずいぶん弱くなっていました。それでも、農家にとっては台風は大変恐ろしい自然の脅威です。

農家にとっての自然の脅威ベスト3(個人的見解)は以下の通りです。

1 台風

台風には大変苦い経験がありまして、農業を始めて2年目のとき(4年前の平成30年)、パイプハウスがほぼ全壊するという被害にあいました。もう一度施設を立て直し、通常営業にするまでの時間は本当に精神的に厳しいものでした。

2 大雪

10㎝以上積もるような大雪の時には、パイプハウスは簡単に潰れます。子供のころ父親のハウスが潰れた記憶があります。

3 大雨

いまだ経験はありませんが、大雨による川の氾濫等あれば農作物は水に浸かり、すべてがダメになります。京都長尾ファームのすぐそばにも犬飼川という一級河川があり、昔は氾濫したこともあるそうです。

地球の温暖化が影響しているのか分かりませんが、ここ最近は、自然災害のリスクが上がっているようです。そんな中でも地道に農業経営を続けていきたいと思う今日この頃です。

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