【2023年7月】いまだに栽培するのが難しい野菜
梅雨らしい日が続きますね。すっきり晴れない天気の日が多く、また急に豪雨となる日もあり、災害には気を付けたい季節です。
さて、京都長尾ファームは、2016年秋に会社員を辞めて農業を始め、7年目です。これまで米や野菜の栽培を中心に営農してきました。数々の種類の野菜を育ててきましたが、個人的に一番育てるのが難しい野菜を取り上げてみます。
みなさま、何の野菜だと思いますか?珍しい野菜か高級な野菜かと思われるかもしれませんが、ポピュラーな野菜です。
私にとってはこれからが旬のトウモロコシが最も難しいと感じています。栽培の工程は簡単です。春に種をまいて適度に肥料をやれば(トウモロコシは肥料が大好きです)、特に難しい技術も必要なく収穫まではたどり着きます。
しかしです。トウモロコシが商品として出荷できる良品質の状態で収穫できるかといえば話は別です。これが中々難しい、というか私にはどうしても上手くできません。難しい理由は
・虫害
・鳥害
・獣害
です。
アワノメイガがトウモロコシの土手っ腹に穴を開け、カラスが鋭いくちばしで突き、深夜の姿を見せない謎の動物(あらいぐま?)がなぎ倒して食い荒らします。しかもどれも必ず収穫の数日前。いずれも収穫時期を待っての犯行です。被害に遭ったときは虚無感でいっぱいです。あと一歩で悟りを開けそうになります。
そういうわけで、ここ最近は、自家消費用でしかトウモロコシを作らなくなりました。どなたかトウモロコシの上手な作り方を知っている方は教えていただければ幸いです。