【2022年5月】農家が教える節約になるお米の買い方
桜が咲いたかと思えば、もう夏日になる日が増えてきました。
季節の移ろいが早いですね。京都長尾ファームでは今年も5月からの田植えに向けて、準備が始まり慌ただしい日々を過ごしております。
さて、近頃は、農家である私も資源高や円安などによる物価の上昇を感じ始めております。
特に農業に使う肥料や燃料の価格上昇は顕著で経営にも影響を実感し始めました。
また、皆様も食料品や電気代など身近なものの値上がりにより、生活に少しずつ影響が出ているのではないでしょうか。
「困ったなー」、というのが正直な感想ですが、嘆いていても問題は解決しそうにありません。
そこで一つの対応策として「節約」が思い浮かびます。
主食の一つであるパンやパスタの原料である小麦の値上げもされるようです。
例えば、具体的には山崎製パンは7/1出荷分から平均7.1%値上げすることが発表されていました。
一方で、何故か値下がりしているお米を食べていただけると、生産農家としては有り難いのです。(が、なかなかそうもいかないのが現状。)
そこで一つ節約のアイデアがあります。
農家は、お米を収穫してすぐに30㎏に袋詰めして、玄米で保存しています。
そこで、農家から直接、玄米30㎏の袋で買うのです。さらに農家まで取りに行くと結構安くしてもらえるはずです。
農家としては、白米にして小分けする必要がないので手間がかからず助かります。
取りに行ける距離に農家がある場合などに限られますが、節約にはなるはずです。
また、その際の確認ポイントの一つに、玄米用の保冷庫で保存されているお米は、一年くらいは味が保たれているのでおススメです(常温保存してあるお米は収穫から時間が経つにつれ味が落ちます)。
以上、節約のご参考になれば幸いです。