京都長尾ファームで採れたお米のご紹介
先日、2018年産のお米を収穫することができました。
今年から京都長尾ファームでお米を販売することにしました。
そこで2018年の京都長尾ファームお米はこんな感じで作っているというのご紹介いたします。
まず、簡単に農作業という観点からご説明しますと、
お米は、父親(専業農家で50年以上の超ベテラン)と私(2年目の新米農家)が一緒に育てています。
栽培中の水などの管理作業は父親が、畦の草刈りなどは私が分担しています。
田植と収穫作業は大型の機械が必要ですので、集落で共同作業(集落営農)という形で行っています。
次に、2018年の種まきから収穫までを時系列に振り返ります。
まず、種まきを行った苗箱を農協から受け取ります。
農協から購入している苗なので、毎年種子更新されており品種も間違いないです、
我が家はここ数年はずっとコシヒカリです。
この時点では芽が出たばかりで、近くで見ても稲であることはよくわかりません。
色も白っぽいです。
この苗を1カ月ほど育てて田植えができるくらいまで大きくします。
このときは水管理が非常に大切で、土が乾かないように水を上からかけたり下に水を貯めたりして大切に育てます。一日たりとも目が離せません。
明日から田植えが始まります。出番を待つ稲の苗です。 pic.twitter.com/j8oAGJYbkx
— nagao_京都長尾ファーム (@masanorinagao) 2018年5月11日
ゴールデンウイークごろから田植えが始まります。
先ほども言いましたが、私の地域では集落営農と言って共同作業で田植えを行います。
各戸で田植えをするよりも大型の機械が使え、作業を効率化しております。
田植えといえば一家総出で、というイメージがあるかもしれませんが、
各戸1名が参加すれば十分人手が足ります。
なお、昨年までは田植え時に殺虫剤と殺菌剤を同時に散布していましたが、
今年からは農薬散布を止めました。
なるべく農薬を減らすように努めています。
農家にとっても農薬を使うことは気持ちの良いものではありませんしね。
合鴨農法ではないのだけれど、田んぼに鴨?がきて餌を食べてる。うちの集落では、今年から移植時の農薬を止めたからかな? pic.twitter.com/DNfo9ZgHW5
— nagao_京都長尾ファーム (@masanorinagao) 2018年5月23日
今年は夏の猛暑、雨の全く降らない期間、雨が降り始めたら豪雨、
そして数度の大型台風でお米の収穫に影響が出るかと懸念しましたが、収量も平年並みにありました。
お米は台風の影響もなく順調に色づき始めています、来月には収穫です。 pic.twitter.com/b2mfAe8voj
— nagao_京都長尾ファーム (@masanorinagao) 2018年8月24日
と簡単に書きましたが、
実は、京都長尾ファームも被害を受けた台風21号で、
我々の集落営農も多大な被害を受けました。
収穫が最盛期を迎える前に農作業小屋共々コンバイン、乾燥機が全壊してしまいました。
これらは全て使い物にならず廃棄となりました。
そして急遽コンバインを調達し、乾燥・調整施設も近くの事業所の施設を利用させてもらいました。
これには集落営農のリーダー、コンバインのメーカーや乾燥・調整施設の事業所のご協力があってようやく収穫まで漕ぎつけられたお米です。
ご協力いただいた方々には本当に感謝しかありません。
紆余曲折あった2018年の京都長尾ファームのコシヒカリのご紹介でした。
来週あたりには当webサイトのオンラインショップでの販売を開始しますので、
よろしくお願いいたします。